アトピー性皮膚炎と食事「梅雨の季節の悪化にご注意!」

5月21日ブログ画像

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鳥取のイヌイ薬局コナンこと社長の乾 康彦です。
最近お昼は暑いくらいの天気が続いていますが、
間もなくこれに湿度が加わり梅雨を迎えますね。

周囲を海に囲まれていて湿度の高い日本では、「梅雨」以後、
暑さとともに湿度が上昇していくと
「からだに不要なゴミ」と言える「湿」(余分な水分)をからだの外に発散しにくくなります。
これが梅雨の時期の不調のいちばんの原因と言えます。

前回のブログでもお伝えしましたが、( http://atopy-druginui.jp/blog/?p=1597 )
今回は特にこの「湿」とアトピーなどの皮膚炎の関係についてお伝えしたいと思います。

アトピー性皮膚炎とからだに不要な「湿」

皮膚病では特に、この時期から「ジュクジュク」の皮膚病が悪化しやすくなり、
店頭でも皮膚病の相談の方が急激に増えます。

ジュクジュクのアトピーだけでなく、
掌跡膿胞症(しょうせきのうほうしょう)、黄色いニキビ、乾癬なども
上記の「からだに不要なゴミ」=「湿」が原因と考えられます。

この「からだのゴミ」=(痰)湿 は、
梅雨の湿度でからだから不要なごみが排出されにくくなること、

そして「食べ過ぎ・飲み過ぎ」、「消化機能の低下」、「低体温などの低代謝」
によってさらにからだに溜まりやすくなってしまいます。

たとえばおなかいっぱい食事した後に、
「デザートは別腹」と、ケーキやアイスクリームなど
高カロリー、高糖度、高脂肪のものを食べてしまう方もいらっしゃるでしょう。
これは、お肉などのご馳走の多くは「陽性」の性質の食事が多く、
食べ過ぎると身体自身も「陽性」に傾くのですが、
お砂糖、とくに白糖いっぱいのデザートは「陰」の性質の食べ物なので、
身体にとっては心地良く別腹に入ったように感じてしまうのですが、
こんなことを日常的に繰り返していると、
身体にとって不要なもの=「からだのゴミ」が徐々に身体に溜まることになります。

この「からだのゴミ」は、食べすぎに始まり
早食い、甘いものや濃厚な食事の偏りなど。
また、慢性的な便秘や下痢、冷え性といった体質によっても
溜まりやすくなってしまいます。

からだのゴミを溜めないポイント

「からだのゴミ」=「痰湿」をためないためには、
まず第一には「からだのゴミ」を作らないことです。
そのためには毎日の食事から、
食物繊維や酵素をしっかりと摂っておくと良いでしょう。
そしてよく噛んで、腹八分目を守ることが大切です。
またおなかを冷やしてしまうと「痰湿」が溜まりやすくなります。

そして「からだのゴミ」は溜まる前に速やかに捨てることが重要です。

この「からだのゴミ」捨ては、お通じ、尿、発汗によって
老廃物を捨てることで行われることになります。

特に、最大の「からだのゴミ捨て」はお通じです。
逆に言えば便秘は健康の大敵という事です。
習慣的慢性的な便秘は必ず「からだのゴミ」をためてしまいます。
ゴミをためないためには毎日すっきり排泄することは大切です。

便秘はいわばゴミを捨てない家庭みたいなものです。
家庭でゴミを捨てなければ家中がゴミだらけで大変。
真夏の炎天下に「肉」「や「魚」「生野菜」などをビニールに入れて放置すれば、
腐敗して近づくだけでも大変な悪臭を放っていますよね。
これと同じようなことがからだの中でも起こっているってことです

便秘のひどい場合は3日に一回とか1週間に一回のケースもあります。
人間の腸のなかは真夏の炎天下と同じで、大体人間の体内は37℃から40℃。
「からだのゴミ」から「からだの毒」になってしまいます。
一週間も肉や魚や生野菜をこの37℃から40℃で放置すれば、
「汚水処理場」のような状態をおなかにかかえることになります。

「からだのゴミ」=「痰湿(たんしつ)」は、
アトピー以外にも生理不順、ニキビ、生活習慣病をふくむ肥満など
様々な不調の原因として考えられます。

例えば、必要以上の糖分や脂肪分といった
「からだのゴミ」が全身2百万個といわれる毛穴から噴き出すと
皮膚に炎症が起こり、アトピーやニキビを悪化させてしまいます。

また「からだのゴミ」が卵巣や卵管に溜まると、
正常な卵が育たず、排卵されず生理不順や不妊症の原因になります。
また皮下脂肪につけば肥満体型になり、内臓脂肪としてつけば生活習慣病の原因になります。
皮膚炎が治ると不妊症だった方でも妊娠できたり、
逆に短期間に太ってしまった人の生理が不順になったりするのも「からだのごみ」と関係しています。

そして、これらは病名が違いますが漢方での治療方針では
「からだのゴミ」を捨てるという同じ働きをするお薬で治すことになります。
このように、違う病気を同じ治療で治すことを漢方では
「異病同治(いびょうどうち)」といいます。

とにかくアトピーに限らず健康の中心として、これらの「からだのゴミ」はまずは作らない事
そして、できてしまったらなるべく早く捨てるのがポイントです。

まとめ

もう一度ポイントをまとめておくと、

「からだのゴミ」を捨てる方法は、1に排便、2に尿、3に汗です。

ゴミをなるべく断ちきるために「からだのゴミ」が溜まる生活習慣
を改善すると治癒も断然早くなり、再発の防止にもつながります。

そして飽食の時代には食べて補うことより捨てることのほうが大切なことが多く、
今のデトックスや断食ブームはそんな食事の背景を反映しているのでしょう

「からだのゴミ」をためないためにはなによりも、日々の生活で

1、食物繊維や酵素を多く含む食事

2、よく噛んで胃腸に負担をかけない食事

3、おなかもからだも冷えない生活

の3つを大切にする習慣を身に付けておきましょう。

 

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乾 康彦

乾 康彦

国際中医専門員イヌイ薬局
1957年1月6日大阪生まれ 慶応義塾大学理学部数学家卒業。
鳥取で大型ドラッグストア兼調剤薬局、相談薬局を5店舗経営。1990年より薬局の店頭で根本治療にふさわしい漢方による相談を始める。
2006年に中国で漢方の専門家として認められる国際中医師(現:国際中医専門員)認定証を取得。
生理不順、不妊、皮膚病、糖尿病、生活習慣病、ダイエット、便秘などの店頭相談は、5万件を超える。
「治療よりも予防 予防よりも養生」の思いを大切に、最近では忙しい現代人が安心安全に使える食材やスキンケア製品・「養麗(ヨウレイ)」シリーズの開発提供も行っている。http://atopy-druginui.jp

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