アトピーと様々な皮膚病「ジュクジュクの脂漏性湿疹」

5月31日ブログ画像

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皆さん、こんにちは。
鳥取・イヌイ薬局のコナンこと社長の乾 康彦です。

今日で5月も最終日ですね。最近、暑い日が続いています。
実際の漢方相談での経験から、
これから夏に向けて気温がますます上がり、
汗をかく量が増えていくのに伴って、
脂漏性湿疹の悩みのご相談が増えてきます。

今日はこれからの季節に注意したいジュクジュクの脂漏性湿疹について。

ジュクジュクの脂漏性湿疹

脂漏性湿疹は皮脂の分泌の多いところに発症しやすく、
顔面でいうといわゆるTゾーンや頭部などで起こりやすいです。、
本来であれば、かゆみは少ないのですが
マラセチアグロポーザなどのカビなどが繁殖すると、
かなり皮膚を刺激するので強い痒みや痛痒さがある場合も多いようです。

脂漏性湿疹でもジュクジュクしたタイプは特に若い人や乳幼児に多く
頭部とくに前頭部、おでこ、まゆ毛に油っぽいかさぶたや
じゅくじゅくした滲出液が出やすく、
毛穴に沿って、かさぶたのあるブツブツが見られる場合や、
脇の下、乳房下、陰部に黄色いカサブタをつけたりする皮膚炎となる場合もあります。

脂漏性湿疹と他の皮膚炎の見分け方

皮膚病はお肌の状態をよく見ることが大切ですが、
脂漏性湿疹と似た皮膚病の症状として、
乾癬や白癬、慢性湿疹とよく混同されます。

脂漏性湿疹と他の皮膚炎との見分け方については、

①乾癬(かんせん)
乾癬ではフケが、銀白色で、脂っぽくなく、掻くと赤い皮膚の上に点状に出血したりします。
最初の湿疹は円形や楕円形の赤いブツブツでフケのような皮膚が付着していて
境界がはっきりしています。

②白癬
白癬は、幼児の頭部によく見られますが境界が明瞭な脱毛も多いです。
患部は乾燥がちで、大きなフケ様の皮膚と短く切断された毛髪がみられるます。
多くはムズムズしたかゆみを伴い、検査をすれば真菌がみつかります。

③ 慢性湿疹
慢性湿疹の場合には患部の境界がはっきりせず、
油性のフケ様の皮膚はあまりなく、皮膚が厚く硬くなっていることが多いです。

脂漏性湿疹の漢方からの改善

このジュクジュクのタイプの脂漏性湿疹は中医学では
湿熱旺盛(しつねつおうせい)などと言われ、
患部の熱をさまし血液の熱を冷ましてかゆみを止めることが大切です。

さらにジュクジュクを除去するために利湿剤(りしつざい)と呼ばれる、
いらない水分や脂肪分、たんぱく質の排泄を促進する漢方のお薬を使います。
清営顆粒(せいえいかりゅう)、五味消毒飲(ごみしょうどくいん)
寫火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)などがよく使われます。

生活習慣について、まずはやはり食事から気を付けましょう。
揚げ物などのあぶらっこい食事やラーメンなど濃厚な味の食材や
白米や食パン菓子パンなど精製した食事を控えめにして頂くことです。

こんな食事がお好きな方は、食後に五行草(ごぎょうそう)と晶三仙(しょうさんせん)などを
飲んでおくと、脂肪分や糖分の消化を助けてくれます。

また、そもそも胃腸が弱い方は健脾散(けんぴさん)などで胃腸を補うことでも
完全な消化を促進しておきたいものです。
そうすることで、良質な皮脂の適正な分泌が調整されると
脂漏性皮膚炎の再発を防ぐことにもつながります。

脂漏性湿疹の改善も毎日の生活習慣から

やはり脂漏性湿疹についても、日頃からの予防・養生を
積み重ねることを大切にしたいものです。

まず食事については、

・動物性の脂分はなるべくを控え目に。
逆に、オリーブオイルなど植物性の脂分を
中心にできると良いでしょう。

・精製された食べ物を控えて玄米・全粒粉・粟・稗・蕎麦など
未精製の穀物を積極的に摂りましょう。

・濃厚な食事や添加物・刺激物の多い食事にはご注意!

・野菜・海藻・きのこ・いも類・緑茶を多めにして
果物も適度に摂取しておきましょう。

また便秘になってしまうと、食事の内容が良くても
脂肪分や糖分など「からだのゴミ」も溜まりやすく、
代謝されにくいので十分に気を付けておきたいものです。

「からだのゴミ」出しにおすすめの食材は昆布。
お出汁からとれるのがベストですが、時間的に余裕がなければ
「浸し昆布」でもよいので摂っておくことをおすすめします。

スキンケアについては、なるべく厚い化粧は避けましょう。
洗顔は「毛穴をきれいに。」を意識してこまめに行いましょう。
できれば、合成海面活性剤・着色料・香料など不使用でお肌に
やさしい養麗潤ソープ「ラクリマクリスティ」など天然の石鹸で、
一日に数回くらい、こまめに洗浄して余分な皮脂を溜めないようにしましょう。

ストレスや睡眠不足は、コレステロールがホルモンなどに
転換される妨げとなってしまいます。
これは、余分な脂肪が増える原因となるのでぜひとも避けたいところです。
睡眠不足や過度なストレスには十分ご注意を。

まとめ

脂漏性皮膚炎の予防をこえて透明感のある美肌を、
食事・スキンケア・睡眠などの毎日の生活習慣から作りましょう。
やはり、アトピーも脂漏性湿疹も、その他の様々な皮膚炎も
「治療より予防 予防より養生」を大切にしたいものです。

 

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乾 康彦

乾 康彦

国際中医専門員イヌイ薬局
1957年1月6日大阪生まれ 慶応義塾大学理学部数学家卒業。
鳥取で大型ドラッグストア兼調剤薬局、相談薬局を5店舗経営。1990年より薬局の店頭で根本治療にふさわしい漢方による相談を始める。
2006年に中国で漢方の専門家として認められる国際中医師(現:国際中医専門員)認定証を取得。
生理不順、不妊、皮膚病、糖尿病、生活習慣病、ダイエット、便秘などの店頭相談は、5万件を超える。
「治療よりも予防 予防よりも養生」の思いを大切に、最近では忙しい現代人が安心安全に使える食材やスキンケア製品・「養麗(ヨウレイ)」シリーズの開発提供も行っている。http://atopy-druginui.jp

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