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アトピーの漢方と食事・・辰巳芳子先生いのちのスープから雑穀のポタージュ  

公開日: : 最終更新日:2016/11/24 未分類

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秋の鎌倉は浄明寺です

 

こんばんは、

鳥取の漢方薬局で、アトピー性皮膚炎などの根本的な改善を漢方のお薬や食事の養生でお手伝いしている乾です。

全国的に寒くなってきた今日この頃ですが先々週の土曜日には鎌倉で行われた辰巳芳子先生の

いのちのスープ教室

に参加させていただきました。当日のスープのテーマは

雑穀のポタージュスープ

煮干し出汁の味噌汁

です。

 

雑穀について

まず、雑穀についてですが

アトピーの改善に食養生は欠かせません。なかでも雑穀はうまく食事に取り入れたい食材です。

最近は、南米の雑穀

チアシード

キヌア

などが話題ですが、本来雑穀は日本人の主食でした。実際に代表的な雑穀のことを五穀(ゴコク)といって聞きなれた方も多いと思います。

五穀は本来

春は麦(ムギ)

夏は黍(キビ)

秋は稲(イネ)

冬は豆(マメ)

季節の変わり目の土用は稗(ヒエ)

の5種類の穀物を指します。

また、粟(アワ)は、同じイネ科の食材として稗(ヒエ)の代わりに用いられたりします。

 

 

雑穀のすすめ

雑穀については、すべてこの雑穀だけからでも生命の生まれるものですから栄養のバランスが良く卵と同様に植物の完全栄養食と言えます。

実際に、これらはミネラル、タンパク質、食物繊維を豊富に含みビタミン、炭水化物をバランスよく含んでいます。特に現代人に不足がちな、栄養がしっかり詰まっています。そして、アトピーの回復期にとって、タンパク質は綺麗な皮膚を再生するために欠かせない栄養素です。

ですから、実際にはアトピーの方だけではなく一般の方々、特に育ち盛りのお子さんにもぜひ食生活にうまく取り入れていただきたい食材です。桃太郎に付き添ったキジさんやイヌやサルが黍団子(キビダンゴ)を欲しがったのも、身体を丈夫に維持するために欠かせないからでしょう。基本的に、身体にとって大切な食材は「おいしく」感じるようにできています。

 

辰巳芳子先生の雑穀のポタージュへの思い

今回の辰巳先生の雑穀ポタージュは

麦と粟、稗、黍の雑穀をニボシ出汁でお粥状に炊いたうえで、山芋、サトイモを加えます。

詳しいレシピは辰巳芳子先生著「スープ日乗」

を参考ください。この本の中では、私もいのちのスープ教室に参加させていただいて以来毎回、中医学からみた食材の役割についてお話をさせていただいています。少し厚い本ですが、教室の様子や辰巳先生の人柄がよくわかる書物ですので、正しい食事のために是非一読ください。

戦前まで、私たち日本人は本来雑穀を主食としてきました。現代のように稲作が安定してきたのは本当に戦後からで、それ以前の稲作が不安定だった時代には雑穀をうまくとりいれてきました。いわゆる、全国の領地の殿様たちは領民の食糧を確保するため雑穀を確保していたそうです。

その雑穀も手に入らなければ、山芋、サトイモなどの芋で代替していたとのこと。

今回の雑穀のポタージュには

麦、粟、稗、黍の雑穀を粥状にしたスープに山芋、サトイモを加えます。ですから、日本の食料の歴史を支えてきた食材に思いを寄せながら味わってほしいポタージュスープです。

私の世代の両親にとっては、玄米をはじめとする雑穀にはある種の嫌悪感があるようですが、最初に書いたように生命が生まれて来る大切な食材で完全栄養食ともいえるほど栄養バランスがとれています。

 

そんな、栄養バランスに優れた雑穀も辰巳芳子先生によれば洗ってそのままご飯などと一緒に炊けばホコリ臭くて食べにくいそうです。

今回の雑穀のポタージュでは、雑穀をオリーブオイルで炒めます。オリーブオイルは食材のエグミ、渋みを緩和してくれる作用があるので今日の雑穀のポタージュはまろやかにいただけました。また、ニボシ出汁のニボシも頭と胴体を別々に切り離して血塊を取り除いたものです。こうすることで、ニボシをはじめとする魚の生臭さを軽減することができます。辰巳芳子先生ならではの配慮で、食材の持つ持ち味が十分に引き出されたスープとなりました。

中医学も皆さんの顔色や声や舌などの状態からさまざまなサインを引き出します。お料理も、中医学も私たちの五感を研ぎ澄ますことで、よりひとにやさしいお手当や料理になります。

今回もスープを通じて、私たちの五感をみがくことの大切さ、五感を磨くことを通じて「まごころを表現」することを学びました。

 

 

 

まとめ

アトピーの方に限らず、綺麗な素肌をつくるためにはタンパク質をはじめ、ミネラルやビタミンがかかせません。また、順調なお通じのためには食物繊維も欠かせませんが五穀をはじめとする雑穀にはこれらがバランスよく含まれています。オリーブオイルでひと手間かければ、雑穀の持つ渋さやエグミを取りながら、その長所を取り入れたいものです。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

zakkoku no

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乾 康彦

乾 康彦

国際中医専門員イヌイ薬局
1957年1月6日大阪生まれ 慶応義塾大学理学部数学家卒業。
鳥取で大型ドラッグストア兼調剤薬局、相談薬局を5店舗経営。1990年より薬局の店頭で根本治療にふさわしい漢方による相談を始める。
2006年に中国で漢方の専門家として認められる国際中医師(現:国際中医専門員)認定証を取得。
生理不順、不妊、皮膚病、糖尿病、生活習慣病、ダイエット、便秘などの店頭相談は、5万件を超える。
「治療よりも予防 予防よりも養生」の思いを大切に、最近では忙しい現代人が安心安全に使える食材やスキンケア製品・「養麗(ヨウレイ)」シリーズの開発提供も行っている。http://atopy-druginui.jp

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