こんにちはイヌイ薬局郡家中央店の樋野です。この時期外や家の周りなどで不快な害虫に出くわす機会が多くなりますね。そんな際のとっておきの対処方法をお教えします。実際にお店に来てくださったお客様のお声と私の体験をもとにご案内します。

目次
- 害虫を寄せ付けないようにするには
- 比較的安全な害虫
- 危険な害虫
- 適切なお手当の仕方
害虫を寄せ付けないようにするには
暑い日が続き湿気の多い季節は虫たちとっても、とても活動しやすい季節です。いやな害虫はなるべくなら寄せ付けたくないですね。害虫にもいろいろありますが、飛んでくる虫・這ってくる虫などあります。飛んでくる虫はカメムシ・ハエ・アブ・蛾・蜂などがあります。這ってくる虫はムカデ・毛虫・蟻などがあります。寄せ付けない方法としては侵入しやすい場所に忌避剤を使用するのが一般的です。
比較的安全な害虫
ハエやゴキブリは人体に直接の被害は少ないですが、それらが排出する糞などがあり小さい子供さんがいらっしゃるご家庭やアレルギー性の疾患をお持ちの方には注意が必要です。食事を作る場所や食事をとる場所は特にこの時期は衛生的にしておきたいものです。食事前後の生ごみや食べこぼしなどが彼らの最適な餌になりますので、いつもに増して清潔にしたいものです。
危険な害虫
最近ニュースなどで話題になっている「ヒアリ」についてですが、5月に兵庫県の尼崎で発見されて7月には東京の大井ふ頭にて発見されました。いずれも海上コンテナから国内に入り込んだもので、現在環境省が各地の港を調査しています。このアリは極めて毒性が強くかまれると激しい痛みを発すると言われています。ただここで問題なのはこのヒアリは今発見されているのは港の近くで市街地では発見されていないことです。ですので、もし見かけたこのないアリを発見したら慌てることなく地元の自治体に連絡してみて下さい。
適切なお手当の仕方
虫に刺されたりかまれたりした場合、虫に特有の毒成分や唾液に含まれる成分によって人体にアレルギー反応がおきます。
血を吸う虫はブヨ・ノミ・ダニなど咬む虫はクモ・ムカデなど刺す虫はハチなどあります。先ずは患部を十分に冷やして炎症を抑えて下さい。
次にお薬を使用しますが、薬局やドラッグストアで購入できる外用薬はステロイド剤と非ステロイド剤があります。外用ステロイド剤は抗炎症効果を期待して使用します。使用方法としては1日数回患部に塗布するとお薬に書いてありますが、実際には朝着替える時・夜入浴後をお勧めします。この時の塗る量ですが、ローションタイプだと1円玉程度・クリーム軟膏タイプだと人差し指の第一関節まで取り手のひら位の大きさの範囲に広げるのが良いです。
非ステロイド剤は小さい子供さんや肌の弱い方などにおすすめです。特に首から上の部分に使用される場合は専門家の意見を参考にされた方がいいです。
まとめ
この時期活発に活動する害虫は嫌なものですね。予期せず虫に刺されたりかまれたりした場合慌てずに
- まずその部分を洗い流して清潔にして下さい。
- ハチや毛虫の場合は、セロハンテープ軽く皮膚に当てはがし、残っている毒針や毒毛を取り除く
- 素早く冷やしてなるべくかかずにして炎症を広げないようにする
- お薬による治療はかゆみを鎮めるための、抗ヒスタミン剤。炎症を抑える目的にステロイド外用剤を使ってください。
虫たちも我々と同じ地球に暮らす生き物ですので、生態系を維持するためにも上手にお付き合い出来たらいいですね。

樋野豊文

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