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インフルエンザの予防と藍染めの秘密・・ お蕎麦屋さんの暖簾は何のため?

寒暖の差が激しい今年の冬も、明日で終わります。すでに22日には「冬至」を過ぎ、地域によっては雪景色のお知らせも聞こえてくるかもしれません。今日は、厚生労働省の感染症エクスプレスによっても増加中のインフルエンザについて中医学の予防の観点からお伝えします。急激な発熱、高い発熱、関節や身体の痛み、ゾクゾクした寒気などの悪寒を伴うインフルエンザの原因は、主にインフルエンザウィルスによるものですが漢方の基礎となった中医学では外から侵入した邪気という意味で「外邪(ガイシャ)」と呼んでいます。特に、目に見えない細菌やウィルスなどによる外邪を風邪(フウジャ)とよびますが、これが「カゼ」の語源と思われます。中医学ではこの「風邪(フウジャ)」の特徴を「移りやすい」性質を持つと考えていたようですが、「カゼ」もインフルエンザも感染に注意したいものです。

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*カゼとインフルエンザの違いは?

カゼとインフルエンザ。どちらも、鼻、喉、気管支など上気道といわれる器官への感染ですが、カゼは細菌によることが多く、インフルエンザはウィルスが原因によることが多いといえます。症状としては、インフルエンザの場合急激な発熱や関節痛などが特徴になります。特に、小児や高齢者では一度下がった熱が再び上昇してしまう「二峰性」の発熱がみられることがありますが、この時は免疫の低下などの原因が考えられますので医療機関の受診などの対応が必要です。

特に注意していただきたいのは、小児などインフルエンザによるウィルスの進行が速いと脳炎や膵炎などが原因によるⅠ型糖尿病などの合併症を引き起こす可能性がありますので、十分予防したいものです。

 

*中医学で考えるインフルエンザの予防

中医学で考えるインフルエンザを予防するポイントは、「肺」「脾」「腎」の力を養うこと。

中でも「肺」は重要な臓器で、身体の防御力となる「気(エネルギー)」や、外邪が入り込む皮膚、鼻、喉などと深い関わりがあるため、その機能を整えておくことで外邪の侵入を防ぐことができます。

「肺」は皮膚と密接な関係をもち、肺が弱れば皮膚もトラブルをおこしやすくなりますが、逆に乾布摩擦などで皮膚を鍛えると「肺」が丈夫になります。インフルエンザに限らず、喘息などで悩まれているかたには乾布摩擦の励行をお勧めします。

また、脾胃は飲食物を消化し栄養分や水分を全身に運ぶ臓器ですが、インフルエンザのウィルスなどに負けないよう、脾胃を健やかに保ち、十分な体力を養いましょう。また、”生命の源“といわれる腎の機能を高めることは、病気を寄せ付けない根本的な抵抗力アップにつながります。
万一インフルエンザにかかってしまった場合は、とにかく早めの対応が肝心です。初期の段階で、できるだけ早く対処することが大切です。

 

*インフルエンザ予防と藍染

中医学のなかでも「藍染」の根として知られる「板藍根(バンランコン)」は、ウィルスの予防に効果的といわれ中国では小学生が登校時に学校に入る前にこの藍染の根である「板藍根」を口内にスプレーします。このおかげか、中国では学級閉鎖がないといわれています。もともと藍染めには「厄除け」の意味があり、お蕎麦屋さんをはじめとする飲食店では藍染の暖簾がかけられているのは日本でもおなじみの光景です。これは、外から来た人たちのウィルスなどを藍染の暖簾でよける意味があるといわれています。藍染の暖簾は避けないで、接触しながらお店にはいれば店内での感染がすこしでも防げることになります。

藍染の根は板藍根として漢方薬としても使われますが、最近では、フリーズドライやのど飴、スプレーとして薬局などの店頭に並ぶようになりました。インフルエンザの気になるこの時期、うがい、手洗いと並んで、朝のお出かけ前と、夕方と帰宅後の「板藍根」でインフルエンザの季節を乗り切りましょう。

毎月連載中の
食べ物通信一月号 家庭栄養研究会編集
http://www.tabemonotuushin.co.jp/

から。
「食べ物通信」一月号の
インタビューは 国連親善大使 紺野美沙子さん 少しの時間、人のためにー平和になるのでは

 

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乾 康彦

乾 康彦

国際中医専門員イヌイ薬局
1957年1月6日大阪生まれ 慶応義塾大学理学部数学家卒業。
鳥取で大型ドラッグストア兼調剤薬局、相談薬局を5店舗経営。1990年より薬局の店頭で根本治療にふさわしい漢方による相談を始める。
2006年に中国で漢方の専門家として認められる国際中医師(現:国際中医専門員)認定証を取得。
生理不順、不妊、皮膚病、糖尿病、生活習慣病、ダイエット、便秘などの店頭相談は、5万件を超える。
「治療よりも予防 予防よりも養生」の思いを大切に、最近では忙しい現代人が安心安全に使える食材やスキンケア製品・「養麗(ヨウレイ)」シリーズの開発提供も行っている。http://atopy-druginui.jp

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