PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の対処法

 

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こんにちは、イヌイ薬局の乾康彦です。

ぐっと冷えて参りましたね。

この季節は飲み会や食事の機会も多く、身体のゴミや疲れがたまりがちです。

楽しい場ではありますが、お酒・お食事はほどほどに。

 

昨日PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の原因についてお話いたしました。

本日はその対処法をお伝えします。

 

PCOSの対処法

加齢による「卵の質」の低下は取り戻しにくいかもしれませんが、

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)などが原因であれば食事や生活習慣を見直すことで「卵の質」を改善することも可能です。

◆ 脱・肥満

日本産科婦人科学会の生殖内分泌委員会の報告によると、PCOS患者の肥満頻度は20%。

そして違う報告では、肥満婦人の48%に無月経がある、あるいは44.8%に無月経や稀発月経などの月経異常が出現するとあります

計画的にダイエットプランを決めて体重を減らしましょう。

◆ 食事療法

偏った食事をすることなくバランスよく(炭水化物も)食べる。

食事療法の意識としては「食べれないのではなく、必要以上に食べてはいけない」ということです。

間食はやめて1回の食事をしっかりと取りましょう。

朝昼晩に食べる食事のカロリー量は、毎日同じが望ましいのです

 

◆ 運動療法

動的運動(有酸素運動)と静的運動(無酸素運動)、そして軽いストレッチなどの体操を

毎日取り入れることで劇的な効果があります。

有酸素運動の代表はウォーキング。1日1万歩を目指して毎日繰り返し歩いてみてください。

運動療法は、過度に頑張るのではなく、毎日続けることを目標にしましょう。

 

◆ 漢方療法

古くから漢方薬も治療に使われてきています。

総コレステロール値、中性脂肪、LDL-コレステロールの減少、あるいは皮下脂肪厚の低下など

肥満対策だけでなく、カラダの栄養やバランスを整えることで改善できます。

 

オススメの食事と生活

 

■ PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の特徴のひとつ インスリン抵抗性の増大

インスリンは糖をからだのなかに取り込む唯一のホルモンなので、インスリンの抵抗性が増すと

血液中の糖が取り込まれないため最終的には「糖尿病」になってしまいます。

ですから、PCOSの現代医学的な対処法のひとつに、PCOSの患者に対してメトフォルミンなどの糖尿病薬を

一時的に投与して妊娠に成功するケースも珍しくありませんし、ダイエットしているうちに妊娠してしまうケースも珍しくありません。

 

■ PCOSと診断された場合の食事

糖尿病の食事と同様に食後の血糖値があがりにくい低GIの食事がおすすめです。

特に、注意したいのは妊娠を希望されるのですから必要なタンパク質、ミネラル、ビタミンなどは十分に摂取する必要があります

ですが、食事の内容を細かく考えるのは、忙しい現代の女性にとっては大変なことだと思います。

 

体質改善

目標は「糖分がゆっくり吸収される食材(低GI)で、栄養素はたっぷりの高栄養な食材。」

主食は種子などの栄養は完全でありながら吸収をゆっくりにしてくれる食物繊維が豊富な穀類中心で全体食の

「全粒粉(ホールフーズ)」を意識しましょう。

◇ 全粒粉は、白米に比べ玄米は食物繊維が豊富に含まれるため食後の血糖値があがりにくくなります。

◇ご家族の好みなどで玄米食がむつかしい方は、粟(アワ)や黍(キビ)麦(ムギ)などの雑穀をまぜても良いでしょう。
雑穀については、日本を代表するお料理研究家の辰巳芳子先生が考案されたスーパーミールは安心でおすすめです。

◇パンが主食なら、やはり全粒粉やライ麦パンがおすすめです。

また、パスタも全粒粉のパスタがおすすめ。いずれも、生成された小麦に比べ、食物繊維が含まれるため

食後の血糖上昇は穏やかになります。

汁では昆布で出汁(ダシ)を取ることが決め手!

中医学の古いことわざに 「食前の汁は神様の処方にまさる。」とも言われています。

とにもかくにも、血糖値を上げない主食とお味噌汁等の汁物が決め手です。

結果的に主食も汁物もどちらも食物繊維が豊富で食後血糖がゆっくり上昇します。

まず食事のはじめに、このような出汁汁や全粒粉の主食や野菜からお箸をつけると、

あとから食べたものの吸収も穏やかになります。

◇汁物について

汁物についても、食物繊維が豊富なものにするためには、昆布で出汁(ダシ)をとることが大切です。

最近ではお味噌も出汁入りのものが主流となってまいりましたが

昆布からとった出汁で作るお味噌汁は、心も身体もほっとして温まります。

「忙しいけどこれだけは!」と、昆布でおだしをとる習慣をつけてみてください。

案外時間もかからず、簡単です。

 

まとめ

本日はPCOSの対処法、運動とお食事のお話でしたが、

PCOSに限らず、どんなお身体の不調もそのほとんどが運動・食事で解決します。

忙しい日々でどうしても後回しにしてしまいがちなことですが

妊娠を望まれる方には特に、ぜひとも先回りして始めていただきたいです。

 

イヌイ薬局ではご相談も承っております。

私たちは約3万件の漢方相談をいただき、その多くの方のお悩みを改善してきました。
来店していただき直接ご相談をいただけるのが一番嬉しいのですが、
鳥取は遠いという方はホームページよりご相談いただくことでもできます
こちらから http://www.druginui.jp/category/1869797.html

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乾 康彦

乾 康彦

国際中医専門員イヌイ薬局
1957年1月6日大阪生まれ 慶応義塾大学理学部数学家卒業。
鳥取で大型ドラッグストア兼調剤薬局、相談薬局を5店舗経営。1990年より薬局の店頭で根本治療にふさわしい漢方による相談を始める。
2006年に中国で漢方の専門家として認められる国際中医師(現:国際中医専門員)認定証を取得。
生理不順、不妊、皮膚病、糖尿病、生活習慣病、ダイエット、便秘などの店頭相談は、5万件を超える。
「治療よりも予防 予防よりも養生」の思いを大切に、最近では忙しい現代人が安心安全に使える食材やスキンケア製品・「養麗(ヨウレイ)」シリーズの開発提供も行っている。http://atopy-druginui.jp

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