
皆さん、こんにちは。イヌイ薬局の乾 康彦です。
今日はクリスマス・イヴですね。
今晩あるいは明日の夜にはごちそうとクリスマス・ケーキという方も多いかと思います。
以前からブログにも書いている通り、アトピーの方にとって食べ過ぎ・飲み過ぎは、
症状の悪化にもつながってしまうので注意したいもの。
特に脂物や、糖分の摂取が増えてしまいそうなクリスマスを前にもう一度、
食養生のポイントを見直してみて下さい。
食養生のポイントまとめ
まずは腹八分目を心がけることが一番ですが、
その為にもしっかりと噛むことが大切です。一口30回~50回くらいよく噛んで食べましょう!
食事を食べる順番にも気を付けましょう。
食事全体の比率としては、未精製の穀類(全粒粉)が全体の4~5割、野菜類もたっぷりと4割、
動物性の食品1~2割を目安としましょう。
順番はまず、お味噌汁など消化の良いスープ類から食べ始めるのが
食べ過ぎにならないポイントです。
それからお野菜、穀類、動物性食品の順に食べていきましょう。
そして甘いものを食べる時は野菜を先に食べて、量はなるべく控えめに。
特に食間の甘いものの食べ過ぎは、お肌のかゆみや赤みが悪化する原因になるので注意して下さい。
食べ過ぎの前におすすめのサンザシ
もちろん今まで、お伝えしたようなポイントで食養生できればよいのですが、
今日の夜はごちそう!と決まっている方にオススメの漢方をご紹介します。
中国では食前食後に山査子(サンザシ)のオードブルやデザートが出されます。
どれも甘酸っぱくおいしいのですが、
山査子には天然の消化酵素の働きがあり、おもに油の消化を促進する役割があります。
脂っこいもの多い、中華料理の食前・食後には欠かせない食材ですが
アトピー性皮膚炎でお悩みの方も、脂っこい食事や揚げ物を召し上がる時にはおすすめしたいです。
神曲(しんきょく)、麦芽(ばくが)などと一緒に山査子(サンザシ)用いると、
消化を助け胃腸の負担が軽減されます。
胃腸の働きが強化されることで、吸収もよくなるのですが消化が十分行われた結果、
「からだのゴミ」を排泄しやすくなり、たまりにくくなります。
日本では「浸し昆布」や発酵食品であるお味噌などに同じような役割があります。
中国ではサンザシ、麦芽、神曲を炒って合わせたものを晶三仙(ショウサンセン)と呼びます。
「この3つの素晴らしい素材は3人の仙人にのようだ」という意味のようです。
もちろん食べ過ぎない・飲み過ぎないことに越したことはありませんが、
外食やおつきあいなどどうしても、断れなかったり、食べるものが決まっている時には、
あらかじめ晶三仙を飲んでおくとからだへの負担の軽減にもなるでしょう。
クリスマスケーキの前後に飲んでおいてはいかがでしょうか?
イヌイ薬局ではアトピーの相談を承っております
私たちは約3万件の皮ふ相談をいただき、その多くの方のお悩みを改善してきました。
来店していただき直接ご相談をいただけるのが一番嬉しいのですが、
鳥取は遠いという方はホームページよりご相談いただくことでもできます。
詳しくはイヌイ薬局のアトピー漢方改善.com▼コチラをご覧くださいませ。
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まとめ
アトピーに限らず、年末年始は食べ過ぎ・飲み過ぎからの不調になりやすいものです。
これからいっぱい食べるぞという方も、もうすでに食べ過ぎ・飲み過ぎで胃の調子が悪いという方も、
「からだのゴミ」がたまって不調が悪化してしまう前に、予防・養生しておきましょう!

乾 康彦
鳥取で大型ドラッグストア兼調剤薬局、相談薬局を5店舗経営。1990年より薬局の店頭で根本治療にふさわしい漢方による相談を始める。
2006年に中国で漢方の専門家として認められる国際中医師(現:国際中医専門員)認定証を取得。
生理不順、不妊、皮膚病、糖尿病、生活習慣病、ダイエット、便秘などの店頭相談は、5万件を超える。
「治療よりも予防 予防よりも養生」の思いを大切に、最近では忙しい現代人が安心安全に使える食材やスキンケア製品・「養麗(ヨウレイ)」シリーズの開発提供も行っている。http://atopy-druginui.jp

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