
皆さん、こんにちは。イヌイ薬局の乾 康彦です。
今年も最後の一日となりましたね。
今年もブログをお読み頂きありがとうございました。
来年もまたよろしくお願い致します。
昨日のブログで子供さんのアトピーの原因・食物アレルギーについて書きましたが、
もちろん大人の方も含めて、アトピーの食事からの養生は大切にして頂きたいものです。
病院もお正月休みにいますから、年明けまでのアトピーの症状悪化はぜひとも避けたいところです。
中医学ではアトピーの症状が悪化しやすい食べ物を「発物(ハツブツ)」と言いますが、
この「発物」を中心に、食べ過ぎ・飲み過ぎには気を付けましょう。
お正月の前に特に気を付けたい食べ物についてまとめておきたいと思います。
アトピーの症状悪化に避けたい食べ物
先にも書いた通り、まずは「発物」には特に気を付けたいところです。
具体的には、牛肉、羊肉、エビ、カニ、豆類、一部の魚類などです。
他にも納豆などの発酵食品、生の魚介類、唐辛子などの香辛料とけっこう多いです。
「生」の食材は胃腸の機能が低下している時には、
胃の不調をさらに悪化させる原因にもなるので食べ過ぎには注意して下さいね。
お肉やお魚など食べる時は、なるべく加熱調理したものをよく噛んで食べるようにしましょう。
皮膚炎の方が避けたい食品として
甘い食品:チョコレート、甘いお菓子
油物や肉類:揚げ物・てんぷら・各種肉
香辛料の多いもの:キムチ・コショウ・カレーライス
洋食品、加工食品:ポテトチップス・ファーストフード・ケーキ・煎餅等
生もの、冷たいもの、冷凍もの:刺身、アイスクリーム、かき氷、清涼飲料水
アルコール類(ビールなど)とタバコ
全般的に冷たい物の摂り過ぎは、アトピーを悪化させやすいです。
また、甘いものをどうしても食べたくなったら先に野菜を食べましょう。
甘いものはかゆみや赤みが増しますので、食間のおやつなどには十分お気を付け下さい。
アトピーの改善・悪化の防止は良い消化と排泄で
もちろんアトピー性皮膚炎に気を付けたい食材を避けることは大事ですが、
少しばかり食べても悪化しないように消化・排泄することができれば、
悪化の心配も少なくなります。
良い消化と排泄に関しては、以前のブログに書いていますのでご参考にして下さい。
http://atopy-druginui.jp/blog/archives/766
イヌイ薬局ではアトピーの相談を承っております
私たちは約3万件の皮ふ相談をいただき、その多くの方のお悩みを改善してきました。
来店していただき直接ご相談をいただけるのが一番嬉しいのですが、
鳥取は遠いという方はホームページよりご相談いただくことでもできます。
詳しくはイヌイ薬局のアトピー漢方改善.com▼コチラをご覧くださいませ。
イヌイオススメの食品や日用品・サプリメントは▼ コチラから
まとめ
食べ過ぎ・飲み過ぎから身体にとって不要な老廃物=「からだのゴミ」が溜まると、
便秘など様々な不調につながりますから、アトピーに限らずお正月の食べ過ぎにはご注意を。
実店舗のお店でも、ネットでも今年もイヌイ薬局のコーポレートポリシー
「治療より予防 予防より養生」
をテーマに ブログでも書かせて頂きました。
これからも
「おくすりをなるべく使わない生活」
のお手伝いができるよう、中医学からみた健康つくりのための生活を皆様にお伝えしていければと思っています。
これからも、かわらぬご支援よろしくお願い致します。
それでは、良いお年をお迎え下さい。

乾 康彦
鳥取で大型ドラッグストア兼調剤薬局、相談薬局を5店舗経営。1990年より薬局の店頭で根本治療にふさわしい漢方による相談を始める。
2006年に中国で漢方の専門家として認められる国際中医師(現:国際中医専門員)認定証を取得。
生理不順、不妊、皮膚病、糖尿病、生活習慣病、ダイエット、便秘などの店頭相談は、5万件を超える。
「治療よりも予防 予防よりも養生」の思いを大切に、最近では忙しい現代人が安心安全に使える食材やスキンケア製品・「養麗(ヨウレイ)」シリーズの開発提供も行っている。http://atopy-druginui.jp

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